埋もれた良作をさがせ! DSiウェア まとめてレビュー

ふと思い立ってウチの3DSにDSiの「DSiウェア(以下、iウェア)」を引っ越しさせてみた。「今さらiウェアなんてやらねーだろw」とか思って、でもまあ3DS-DSi間でのデータ引っ越しを試してみるか、との意図でやってみたんだけど……3DSで遊ぶiウェアが思いのほか楽しかったの。なんつーか、新鮮味? 改めて触ってみることで、ちょっとやって放置したiウェアに意外な楽しさを発見できたのもよかった。
ということで、今回は自分がやってきたすべてのiウェアをまとめてレビューしていこうと思う。おすすめソフトでニコ動に動画があったものはリンクも添えておきます。
1・悪夢の妖怪村 200円
原作のあるゲームブックをDS用に電子化したもの。
「道が三つに分かれている。君はどの道を選ぶ? 左→102ページへ まん中→50ページへ 右→121ページへ」
みたいなやつね。アイテムや所持金管理、戦闘でのちょっとした計算式などは自動でやってくれるのでテキストを読むのに集中できる。
インターフェースも200円のわりによくできていて、タッチペンでページを「ペラッ」とめくる感じもいい。ただ肝心の内容が……総当たりのフラグ探しみたいな古くささ。クリアまでやることはなかった。原作さえおもしろければ携帯機とゲームブックの相性はいいので意外といける分野だと思う。
2・アースセイバー隕石爆破大作戦 200円
かなり昔のゲームで「ディグダグ2」がこんなだったような……隕石解体ゲーム。
地球にふってくる巨大隕石に降り立ち、爆弾を仕掛けて隕石を大気圏で燃えつきる程度のサイズまで小分けにするパズルアクション。任務に失敗すると下画面の地球に隕石が墜落。青い地球にまっ赤な巨大クレーターができて「ああ、やってしまった……」感があるのはいい。
3・at エンタ!対戦将棋2 200円
コンピューターが弱い。将棋ウェアなら他を選んだほうがいい。ダウンロードプレイには対応してるので、友達とやるなら200円だしいいかもしれない。
4・甘口!大籠城 200円 オススメ!
和風タワーディフェンス。
iウェアの出世頭といっていいだろう。タワーディフェンスとして特別に変わったところがあるわけではないが、丁寧な作り込みで高い評価を得た。後に「辛口!大籠城」「中辛!大籠城」「風雲!大籠城 改」と三つも続編が出ている。
タワーディフェンスに馴染みのある人は様々な機能が追加された「中辛」から買った方がいいかもしれない。同じ200円だし。
5・Art Styleシリーズ AQUARIO 500円
ちょっと風変わりな「パネポン」かな。同色パネルを並べて消していく落ちものパズル。パネルを入れ替える手段がややまわりくどいが、慣れると気にならない。変わったパズルゲームをやりたい人に。
6・Art Styleシリーズ nalaku 500円
これもちょっと変わったパズルゲーム。説明がめんどい類のルールなので適当にググってください。あんまり好きじゃないです。200円が適正価格かと。
7・Art Styleシリーズ HACOLIFE 500円 オススメ!
問題です。立方体の展開図のバリエーションっていくつあると思う? 十字型は基本として、T字型S字型もあるよね。他には……
答えは11種類。
この11種類を組み合わせて、一枚の方眼紙にできる限り多くの展開図を描くようなゲーム。
なんかややこしそうだけど、動画をみればすぐ理解できます。とにかく立方体、つまり箱をたくさんつくればいいだけだから。タッチペンでスッスッと展開図を描いてポコポコポコと箱を組み立てる作業が単純に気持ちよくて楽しい。全体の雰囲気はかわいい感じで女性にもおすすめできる。
8・いつでもボンバーマン 500円
ローカルプレイは最大8人対戦。ネット対戦では最大4人まで同時につなげてボンバーマンの対戦ができる。『ニンテンドーeSHOP』でも星がたくさんついてるようだし、ネット対戦は今でもそれなりに人はいるんじゃないかな。
9・井出洋介の健康麻将DSi 800円 オススメ!
iウェアとしては高価な800円だが、値段に見合った内容。ダウンロードプレイ対応。ネット対戦も可。麻雀ゲームとしての完成度は高い。
10・エレクトロプランクトン ハネンボン 200円
ハネンボンが奏でる音と、不規則に画面をはね回る様をぼーっと眺めるだけのゲーム。すぐに飽きるが、好きな人は好きそうな雰囲気。
11・エレクトロプランクトン ルミナリアン 200円
ハネンボンの方が好きです。音が綺麗じゃない。
12・書いて覚える 英単語帳 200円
電子の単語帳。紙の単語帳の便利さを再認識しました。
13・かたむく+アクション カタムクション 500円
3DSに最初から入ってる「顔シューティング」のしょぼいやつ。まあ、かたむきセンサーのないDSiで、カメラ映像の差異だけで疑似かたむきセンサー機能を実現したのはすごいと言える。でもそれだけ。500円返してっ!
14・かっぱ道 500円 オススメ!
500円のiウェアでは屈指の出来。非力なかっぱ君をタッチペンで誘導してゴールに導くという単純なゲーム性だが、意外としっかりつくられていてゲーマーにもおすすめできる。はじめは「丁寧につくってあるけど500円損したかなー」と思ってやっていたが、最初のボス面から一気にはまった。
ルール自体は単純なので、かわいいかっぱ君目当ての女性ゲーマーも楽しめそう。なにより雰囲気がいいんだよね。侘び寂びの感覚。かわいい見た目の裏にある、ちょっとしたもの悲しさ。日本人にしかつくれない空気だと思う。
本編の他に3つのミニゲームが収録されているが、もうひとつ、タイトル画面でかっぱ君に魚を食べさせて海の生き物を充実させていく遊びが地味にはまる。腹一杯に食べさせてから赤い魚を与えるのが基本だが、たまに普通の魚を食べてかっぱ君が「これうめぇ! この魚うんまあああああああああああ!」みたいなリアクションをとるときがあって、この直後に赤魚を食べさせるとレアものが出やすい気がする。あと、海の魚はタッチすると反転するので、追いかけるよりもタッチした方が早いときが多い。
15・カードヒーロースピードバトルカスタム 800円 オススメ!
これ、200時間以上遊びました。カード対戦もの。WiFiで対戦すると相手のプレイ履歴などが自動的に交換されるのだけど、自分が対戦した中では1000時間超えの猛者もチラホラと。プレイ時間だけ見ても圧倒的なコストパフォーマンスだね。
パッケージ版の『高速カードバトル カードヒーロー』の「スピードバトル」ルールを改良した内容で、『スピードカスタム』のタイトルの通り一戦に10分もかからないのがいい。お手軽に対戦できるといっても駆け引きは奥が深く、コロコロコミックな見た目に反して子供にはやや難しいかもしれない。
WiFiで500戦以上対戦した経験から言わせてもらうと、このゲームは100時間こえてからが本番だね。それぐらいやった相手じゃないと、このゲームの本当の駆け引きは楽しめない。カルドセプトなどが好きな人にオススメ。
数が多いので記事を分けてアップします。続きはこちらへ
皆様の購入の参考になれば幸いです。
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