エヴァオタを現実に戻したいならさっさと完結させろよw

いつまでもエヴァにこだわってるのは庵野監督の方では……
2012/07/14 朝日新聞
エヴァには現実に背を向けてエヴァという作品に逃避するファンへの批判がこめられていました。
旧作の「エヴァ」では、僕が娯楽としてつくったものを、その域を越えて「依存の対象」とする人が多かった。
そういう人々を増長させたことに、責任を取りたかったんです。
作品自体を娯楽の域に戻したかった。ただ、今はそれをテーマにするのは引っ込めています。
そういう人々は言っても変わらない。やっても仕方ないことが、よく分かりました。
アニオタになにを言っても変わらない。だからやっても仕方がない。
それはその通りだね。まさにまったくその通り。でもさ、そういう訴えかけるものをなくした創造物はただの抜け殻でしかないと思うの。序も破も観たけど、うわべだけのエヴァでまさに抜け殻だったじゃないですか。
「創造物では他人の心は変えられない。自分の作品はしょせんエンターテイメントです」といった諦観にまみれた作品では結局人の心を動かせないんだよね。
「無駄かもしれんけど、ただの余計なお世話かもしれんけど、だけど俺はお前らに言いたいことがある!」
という情熱がなかったら作品に残るものはなんなの? ただ綺麗なだけの絵空事なんてまさにオタクだけのもの。エヴァという冠がなければ普通の人は見向きもしません。
そもそも『僕が娯楽としてつくったものを』なんてウソをつかないでくださいよ。旧エヴァは監督自身のコンプレックスとオタクに対する呪詛にまみれたドロドロのアニメだったじゃないですか。だからこそ社会現象になるまでヒットした。今のエヴァはただの商業作品にすぎない。いや、ただの退屈な商業作品だ。
いつまでもエヴァを引きずって「昔のファン」に文句を付けるなんてみっともない。潔くエヴァを捨て去って新しいアニメをつくればいいのに。それをしない庵野監督が現実逃避のオタクを批判するのは滑稽ですな。
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